医療従事者・医学生の方へ

総合診療科での後期専門研修(専攻医)をお考えの方へ

現在、専攻医(シニアレジデント)を募集中です。

後期専門研修に関する質問等は、臨床研修センター c-centerml.gunma-u.ac.jp まで、ご連絡ください。(※ メールアドレスをコピーする際は@マークを半角にして送信してください。)

総合診療科では、特定の臓器や疾患に偏らずに患者さんのニーズに応じて診療する医師の育成を目指しています。診断においては、一般的な診療技術を用いた診断精度の向上を目指し、治療においてはエビデンスに基づいた治療を基本としています。それによって、利用可能な医療設備や紹介可能な専門科の少ない地域の診療所においても、質の高い医療を患者さんに提供することが可能になります。また、一次・二次・三次医療機関を受診しても診断がつかない患者さんは、受診すべき専門診療科が不明なため悩みを抱えたままになる現状が見受けられますが、これらの患者さんに対して、臓器別専門医と協力しながら診断・治療をおこなえる医師を育成することも総合診療の大切な機能です。
医師としてより多くの患者さんの悩みに正確に応えられるよう日々研鑽することに、医師としてのやりがいが感じられるはずです。

また、群馬大学の後期研修と並行して、医学系研究科総合医療学分野の大学院生となり、臨床研究を行いながら総合診療の研修をすることも可能です。なお、大学院の詳細については、研究内容のページを参照してください。

基本領域専門医 (プログラム名/基本領域専門医資格)

群馬大学医学部附属病院総合診療専門研修プログラム/総合診療専門医

総合診療専門医研修の目標は、特定の臓器や疾患に偏らずに患者さんのニーズに応じて総合的に診療できる能力を修得することです。本プログラムにて研修することにより

  1. 包括的統合アプローチ
  2. 一般的な健康問題に対する診療能力
  3. 患者中心の医療・ケア
  4. 連携重視のマネジメント
  5. 地域包括ケアを含む地 域志向アプローチ
  6. 公益に資する職業規範
  7. 多様な診療の場に対応する能力

という総合診療専門医に欠かせない7つの資質・能力を効果的に修得することを目標としております。

プログラム詳細は、群馬大学医学部附属病院 臨床研修センターのホームページ (http://c-center.dept.showa.gunma-u.ac.jp/
「後期専門研修(専攻医)」→「本院の基本領域専門研修プログラム」→「総合診療」にお進みください。「プログラムの詳細はこちら」をクリックし内容をご確認ください。

具体的には、3年間の研修期間の中で、総合診療専門研修(診療所・中小病院における総合診療専門研修 I と、病院総合診療部門における総合診療専門研修 II):それぞれ6か月以上、内科6か月以上、救急科3か月、小児科3か月、合計で18か月以上の研修を予定しております。

連携病院

協力病院
(1)総合診療専門研修
総合診療専門研修 I 前橋協立病院・前橋協立診療所・通町診療所・北毛病院・高崎中央病院・博仁会第一病院
総合診療専門研修 II 国立病院機構高崎総合医療センター・JCHO群馬中央病院・西吾妻福祉病院・独立行政法人国立病院沼田病院・利根中央病院・原町赤十字病院・医療法人社団日高会日高病院
(2)必須領域別研修

内科(群馬大学附属病院・国立病院機構高崎総合医療センター)、救急科の研修(群馬大学附属病院)、小児科(群馬大学附属病院・群馬中央病院)

(3)その他の領域別研修

研修目標の達成に必要な範囲で、産婦人科・精神科・皮膚科・和漢診療科の各科で研修。(群馬大学附属病院)

基本領域専門医取得後に可能なサブスペシャリティ研修(資格名/学会名)

総合診療専門研修Iは,診療所,中小病院で行います(前橋協立診療所、通町診療所、前橋協立病院、高崎中央病院、北毛病院、プラーナクリニック)。外来診療において地域のかかりつけとしての継続診療,急性期の初期診療を研修します。訪問診療を研修し,訪問看護師,ケア・マネージャーなど他職種との関わりを通じて地域包括ケアを学びます。

総合診療専門研修IIは群馬大学医学部附属病院の他,博仁会第一病院、西吾妻福祉病院,独立行政法人国立病院機構沼田病院、利根中央病院のいずれかを選択し,外来診療で救急を含む初診を経験する他,成人・高齢者の入院,複数の健康問題を抱える患者の包括ケア,緩和ケアを経験します。

専門研修を希望される方は、医会まで(連絡先:gunmasoushin@gmail.com)お問い合わせください。

 

2.群馬大学医学部附属病院 病院総合診療専門医プログラム
(病院総合診療専門医/日本病院総合診療医学会)

幅広い医学知識が要求される病院総合診療医学に基づく医療を提供し、その経験と学習、および学術活動や、医療関係者だけでなく地域住民を対象とした教育活動への参加を通じて、さらに医療・介護・福祉にかかわる職種のリーダー(ホスピタリスト)として活動できる能力を修得いたします。

  • 基幹施設: (群馬大学医学部附属病院)
  • 連携施設: 地域中核病院 (国立病院機構高崎総合医療センター、博仁会第一病院、利根中央病院、日高会日高病院)

専門研修期間は1-3年間です。登録要件は19の基本領域の専門医制度を修了し専門医を取得した方(見込み含む)、旧制度下で18の基本領域(内科、小児科、皮膚科、精神科、外科、整形外科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、泌尿器科、脳神経外科、放射線科、麻酔科、病理、臨床検査、救急科、形成外科、リハビリテーション科)または日本プライマリ・ケア連合学会の認定医あるいは専門医、もしくは日本病院総合診療医学会認定医を取得した者となります。詳細は日本病院総合診療医学会ホームページを参照ください。

 

専門研修を希望される方は、医会まで(連絡先:gunmasoushin@gmail.com)お問い合わせください。

3.群馬大学医学部附属病院 漢方専門医プログラム (漢方専門医/日本東洋医学会)

基本領域の専門医を取得後に、漢方専門医の取得を目指すコースです。西洋医学に東洋医学を取り入れた全人的医療を実践できる医師を育成します。日本東洋医学会漢方専門医の取得が可能です。専門研修期間3年

専門研修を希望される方は、医会まで(連絡先:gunmasoushin@gmail.com)お問い合わせください。

新専門医制度以前に初期研修を終了し、家庭医を目指す方

日本プライマリ・ケア連合学会家庭医療後期研修プログラムVer2.0(群馬大学医学部附属病院家庭医療後期研修プログラム)/家庭医療専門医)

新専門医制度以前に初期研修を修了した医師のための総合診療医(家庭医)の取得を目指すコースです。特定の臓器や疾患に偏らずに患者さんのニーズに応じて総合的に診療できる能力を修得します。希望により、関連病院総合診療研修、関連診療所研修、へき地医療研修、内科・小児科・救急研修等を組み入れることが可能です。

具体的には、3年間の研修機関の中で、

  • 総合診療専門研修(診療所・中小病院における総合診療専門研修 I と、病院総合診療部門における総合診療専門研修 II):それぞれ6か月以上、合計で18か月以上の研修。
    協力病院:

    総合診療専門研修 I 前橋協立病院・前橋協立診療所・通町診療所・北毛病院・高崎中央病院・プラーナクリニック
    総合診療専門研修 II 群馬大学附属病院・博仁会第一病院・JCHO群馬中央病院・西吾妻福祉病院・独立行政法人国立病院沼田病院・利根中央病院
  • 必須領域別研修として、内科6か月以上、小児科3か月以上、救急科3か月以上の研修。(群馬大学附属病院)
  • 研修目標の達成に必要な範囲で、産婦人科・精神科・皮膚科・和漢診療科の各科で研修。(群馬大学附属病院)

専門研修を希望される方は、医会まで(連絡先:gunmasoushin@gmail.com)お問い合わせください。

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