群馬大学大学院医学系研究科総合医療学

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医療従事者・医学生の方へ

総合診療部での研修の感想

総合診療部で研修をはじめた先生の感想

 4月より群馬大学総合診療部でお世話になっております。今まで9年間他大学の心臓血管外科に所属していましたが、ラテックスやヒビテンに対するアレルギーで手術をすることが出来なくなり、昨年外科医を断念しました。そこで次に何をやるかと考えましたが、今まで専門科に集中していたため新しい事を始めるにはなにかしら研修が必要だと思い、今までの循環器の知識を生かせ、かつ総合的にトレーニングしてくれるところと考え、群馬大学の総合診療部に入局させていただきました。当初開業も視野にいれていたので、外来を中心とした研修を希望しました。午前中は大学で主に新患の外来を診察し、午後はすでに開業されている診療所での外来研修や、カンファランス、勉強会、また収入も考慮していただきバイトなどもおこなっていました。外来での診療では、その場で指導医の先生方に指導していただき、診断困難な症例についてもカンファランスで検討していただけるので、ストレスなく研修に集中できたと思います。専門的な治療は専門科に紹介する形になりますので、時間的にも余裕はあります。ですから研修医の時のように雑用が多く、調べる時間もないなどということはありません。じっくり勉強できると思います。
 人を総合的に診たいと思ったら、総合診療という専門科のトレーニングをうけなければならないと、つくづく感じました。

総合診療部で初期研修を終了した先生の感想

➢ 3ヶ月間、本当にお世話になりました。ここでの研修期間が長かったのか、短かったのかはよくわかりませんが、今までほとんど関与しなかった外来に携わったり、救急を経験したり、外の病院に行ったりと、これまでの科では経験できなかった様々なことに関わることが出来、とても充実した日々を過ごすことができました(研修前はまさかこんなに色々なことが出来ると思っていなかったので)。また、先生方からは事あるごとに丁寧にご指導いただきとても勉強になりました。正直なところ、選択でこの科を選んだのは半ば気まぐれだったのですが、今は僕にしては珍しく大当たりだったと思っています。
今後もご指導いただく場面が多々あるかとは思いますが、そのときは宜しくお願いいたします。本当に有難うございました。

➢  3ヶ月間どうもありがとうございました。3ヶ月間の研修で得ることのできたことはたくさんありました。中でも症候学からの視点でみることができるようになったのは大きな進歩だと思っております。今までは頭の中で疾患という柱が中心にあり、検査・治療という流れで臨床を考えていました。症候学が大事だとは思っていませんでした。むしろ気づくことができませんでした。病棟研修では「疾患」担当で検査・治療していく流れであったからだと思います。「呼吸困難」「咳」といったところからの視点ではありませんでした。上級医の先生と話しているときも重要と思って話しているところが自分と違っていて、ギャップがあったことがありました。
 西吾妻病院ではへき地における総合診療、診療所では胸レントゲン読影等、二之沢病院では手技を中心に学ぶことができ、とても有意義だったと思います。
 これからも2年間の初期研修の中で、外来研修を通して症候学を学ぶことのできる数少ない科として、研修医に広め、学ぶ機会を与えて下さるとよいのではないかと思います。どうも3ヶ月間ありがとうございました。

➢  2ヶ月間大変お世話になりました。初期研修医でありながら外来診療を経験でき、疾患名でも臓器別でもない症候学という観点からじっくり取り組めたことや、興味津津だったけど取っ掛かりが掴めずにいた漢方に存分に触れ学ぶ機会をいただいたこと、異なる各分野のキャリアをお持ちの諸先生方から丁寧なご指導をいただいたことなど、様々な点で感謝の念に堪えません。急き立てられることなく穏やかな雰囲気の中で、日々総合診療の幅広さと奥深さを感じました。
 『とても有意義で充実した研修ができました』などと月並な表現しかできないことがもどかしいくらい、選択して良かったと心から思える科です。他の研修医にもっともっと宣伝したいと思いました。


➢   1ヶ月という短い期間ではありましたが、外来診療を経験でき、大変良い経験になりました。病棟での研修は、診断がついて治療の段階で患者さんと関わることがほとんどですが、総合診療部ではまだ何も診断されていない状態で主訴から疾患を考えるという過程を沢山経験させていただきました。ほとんどはじっくりと診断を考えられる時間のある疾患でしたが、中には緊急を要する疾患もあり、緊急性のある疾患の対応についても学ぶことができました。

漢方治療についても総合診療部で学ばせていただきました。学生の頃から興味があり、研修の中でも上級医の処方を踏襲しながら処方することはありましたが、実際の臨床での使い方はよく理解していなかったので、大変勉強になりました。今後、臨床の中で使用できる機会があれば積極的に使わせていただきたいと思っています。

また、リンパ浮腫外来の見学もさせていただきました。リンパ浮腫のケアに関しては知識としては知っていましたが、私達研修医が実際に経験する機会はあまりなかったので、とてもいい勉強になりました。

指導医の先生方がとても熱心に指導してくださり、短い期間でもとても勉強になりました。ありがとうございました。



➢    総合診療科を研修させて頂き充実した1ヶ月間を過ごせました。具体的には他科ではあまり経験することの出来ない初診外来をさせて頂けたことが一番貴重であったと感じました。大学病院という性質上他科では診断のついた症例を診る機会が多く自分自身で症候から診断を導くことがあまりなかったのですが、この科では診断のついてない患者さんが様々な主訴でやって来ることが多く自分自身で一から考え診断に導くことが出来ると思います。診断のついてない患者さんは様々な方面から考えなくてはいけないのでこういった多方面から診るという視点もこの科で得られた能力ではないかと思います。

また他科で既に診断されている患者さんでも何か心配なことがあって総合診療科にやってくることがあり、何が心配なのか身体面だけでなく精神的な部分も診ていくというのもこの科ならではであり全人的に診るということなのだと実感しました。

総合診療科とは本当にその人の全てを診て行かなくてはいけないため、実際には一番知識と経験が必要で一筋縄ではいかないと感じました。またそれがもっと勉強しなくてはいけない、まだまだこんなに知らないことがあるのかという事実に気付かされ、これからの医師としての勉強意欲にもつながりました。

総合診療科では漢方外来・リンパ浮腫外来・リラクゼーション外来などもあり見学させて頂きこれも良い経験となりました。漢方に関してはほとんど知識が0の状態だったのですが一緒に外来を見せて頂いたり、個別に勉強させて頂いたりとてもきめ細やかに指導して頂きました。おかげで0だった知識が相当増えたように感じました。特に自分自身が興味を持っている更年期障害などに漢方はとても良く使うため今回学んだことを生かしていけたらと思います。リンパ浮腫外来・リラクゼーション外来などもとても需要があるものでありこれからもし、そういった患者さんがいたら是非紹介させて頂きたいと思いました。

自分自身が興味を持っていることに合わせて指導していただけるのはこの科でしかなかなかして頂けないことだと感じ、本当に有意義な研修をすることが出来ました。総合診療科の先生方の多大なご協力・御指導心より感謝しております。また是非研修させて頂きたいと思います。


➢     私は、診療部で1ヶ月間研修しました。大学病院での研修においては、重症の方や、稀な疾患の方を診療する機会が多く、また、病棟での研修がほとんどです。そのため、初診の外来患者さんを診る機会が少ないものですが、総合診療部では、外来診療を中心に多くの症例を経験させてもらえました。内容も大学病院ならではだと思いますが、複数の医療機関を受診するも原因不明がわからないから診てほしいという方も多く、しかも分野はかなり多様であったので、話を聞く、鑑別を挙げる、検査を考える、といった一連のプロセスもより考えさせられました。自分のペースで考えることが出来たため、反射的に行動して診療するのではなく、考えて診療することができ、大変勉強になりました。 

また、漢方のついても基礎から症例問題、実際の所見など、他の科では教わることが出来ないことも親身に教えていただき、総合診療の一部として漢方の有用性も学べました。

群馬大学総合診療部でしか経験できない有意義な研修期間で、多くのことが学べました。ありがとうございました。


当部で女性医師(臨床復帰)支援プログラムの研修を終えた先生の感想

 私は一般病院での研修3年、大学院での研究生活4年の後、主人の海外勤務および出産、育児のため4年半の間休職しておりました。子供も少し手が掛からなくなり再び医師として現場復帰しようと考えておりましたが、この4年半のブランクがどの程度のものなのか、医学の進歩と自分の中の知識、技術の衰えがどの程度なのかが分からず、行動がおこせない状態でした。今回群馬大学総合診療部で再研修させていただき、4年半のブランクの大きさを自覚し、医師として再出発する準備ができたことに大変感謝しております。研修医時代は多くはすでに診断された患者さんの検査や治療を中心に勉強しましたし、大学では肝臓研究室にいましたので、疾患として肝臓を中心とした消化器に限定された患者さんの診断、治療のみをおこなっていました。今回の研修では一般内科医として必要な頭の先から爪の先までの訴えのある患者さんの診察をすることができ、広い視野で患者さんを診る訓練になりました。また鑑別診断や検査結果で悩んだ際に指導医の先生他、多くの先生の意見を聞くことができ、指導もしていただき、大変勉強になりました。はじめは自分の無力さに落ち込むことも多かったのですが、6ヶ月の研修が終わった今では少しの自身と復帰の足がかりをつかむことができたと思っています。本当に有難うございました。
 最後に、妻として母として家庭での役割が出来上がっている中での再研修ということで、週に数時間といった通常では考えられないような研修プログラムを認めていただき、大変有難く感謝しております。

群馬大学医学部附属病院女性医師支援プログラムについてはこちら

群馬大学大学院医学系研究科 総合医療学

〒371-8511 群馬県前橋市昭和町三丁目39番地15号
TEL:027-220-7111(代表)

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